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unikki

Uni. + diary = Unikki

《ロ短調ミサ曲》参考文献

卒論の内容がフラフラしてる一方で,ゼミではしばらくバッハをやってます.4月の頭くらいに,Bach-Jahrbuchを10年分くらいペラペラしながら統計とって,頻出してるテーマを選んでみたら,どうも近年《ロ短調ミサ曲》が熱いぞ,ということになりました.受講生で分担しながら《ロ短調ミサ曲》について勉強する日々です.

 

バッハ ロ短調ミサ曲

バッハ ロ短調ミサ曲

 

日本語で読める最も充実した文献をひとつ挙げるとしたら,迷うことなくこれ.この本の巻末には書誌目録や楽譜リストもあります.

 

日本語では,下記の小林先生の著書も勉強になりました.

バッハ―伝承の謎を追う

バッハ―伝承の謎を追う

 

 後半《ロ短調ミサ曲》に大きく紙面が割かれています.

 

そして英語ならダントツでこちら.7年くらい前にイギリスで行われた大会の論集です.

Exploring Bach's B-minor Mass

Exploring Bach's B-minor Mass

 
Exploring Bach's B-minor Mass

Exploring Bach's B-minor Mass

 

Kindle版も購入できるようですね. この論集は本当に面白い論文ばかりで,毎週とても楽しく読んでいます.

 

最近うちの大学の研究センターに入ったドイツ語の論集もあります.  

パラパラしてみた感じ,上の論集を補うような小論がいくつか収められていました.

Bachs H-Moll Messe: Entstehung, Deutung, Rezeption

Bachs H-Moll Messe: Entstehung, Deutung, Rezeption

 

これらとは別に,ネットで公開されている論文で,示唆に富んだものもあります.最新の研究状況を反映したものもあり,ぜひゼミでも扱いたいと思って,無理くり発表に取り入れさせてもらったりしました(すみません).

 

ゼミの中で,自分は研究史をまとめたり,種々の楽譜校訂やいくつかのエディションについて考察しました.それだけでも,このあまりにも大きな作品が,今まさに古い遺跡の中から立ち現れる姿の片鱗を見た気がします.

来月にはカールスから新しい楽譜も出るらしいので,楽しみが増えたというか,悩みの種が増えたというか,そんな感じの6月でした.